《緑のブルサ》として知られるブルサは、歴史遺産も豊富で買い物や食事も楽しめます。 ブルサはフェリーやバスを利用して個人でも観光できるのでそのポイントを紹介します。
ブルサ観光・温泉・スキー場のMAP
ークをクリックすると説明が出てきます。
画面上でスクロールして、地図を拡大することもできます。
ブルサへのアクセス
イスタンブールからブルサへは、バスまたはフェリーで行くことができます。
フェリーの方が乗船中は自由にできてラクですが、その後のバスと地下鉄での乗り換えがあり少し面倒です。 バスだとターミナルからターミナルまで1本、その後は市バスまたはタクシーで市内へ移動することになります。
バス利用の場合
イスタンブールからブルサ行きのバスは本数が多いので直接バスターミナルに入ってからチケットをその場で購入することもできます。
もしくは市内にある各バス会社からチケットを購入して、その場からバスターミナルに向かうサービスバスを利用するのも便利です。
バスによってはブルサのバスターミナルが終点ではなく通過点の場合があるので、注意してください。
ブルサのバスターミナル(オトガル)から市内への移動
ブルサのバスターミナルは中心地から10km程離れています。バス会社の連絡バスはないので、市バスもしくはタクシーで市内に移動します。
タクシーだと中心地まで約30TL(←2015年時点)。市バスの場合は38番バスでブルサの中心地(Kent Meydanı)へ移動できます。
市バスに乗るにはBukartと呼ばれるイスタンブールカードのブルサ版(市内の乗り物共通チケット)を購入します。
バスやブルサライ(地下鉄)、ブルトラム(路面電車)で利用できる共通チケット。
短距離用の1回券(kısa hat 5TL)と2回券(2 Biniş kısa hat 8TL)、長距離路線用1回券(Uzun hat 6TL)、BUDOフェリー乗場から出ているF3バス用券(F3 Bilet 10TL)がある。(2019年8月時点)※最新の情報はこちらのBURULAŞサイトからどうぞ。
チャージ式(Alıllı Bukart)もあり、バスを利用する予定の人にはこちらが便利。4TL程のカード代を払って購入後はイスタンブールカードのように随時チャージして使用できる。
フェリー利用の場合
フェリーはイスタンブールのエミノニュ港(シルケジ)からブルサのムダンヤ港まで行くBUDOフェリーと、イスタンブールのイェニカプ港からブルサのギュゼルヤル港まで行くIDOフェリーの2つがあります。
IDOフェリーを利用する場合
こちらの、IDOフェリー公式サイトからフェリーの時間や料金を確認したり、チケットを購入したりすることができます。
IDOフェリーで、イェニカプからの高速船が到着するギュゼルヤル港からは、市バス1/GYでブルサ市内へ移動できます。市バス1/GYはギュゼルヤル港から出発し、ブルサの地下鉄ブルサライの駅Emekが終点となります。
(始発から終点まで乗っていれば良いので安心です。)
市バス1/GYの停留所:GÜZELYALI FERİBOT İSKELESİ – BURGAZ – ATATÜRK CD. – BURSA MUDANYA YOLU – BADEMLİ KAVŞAĞI – EMEK Station
市バス1/GYの時刻表はこちらから、地図上のバス停はこちらから確認できます。(トルコ語のみ)
BUDOのフェリーよりIDOのフェリーの方が大きいのでIDOフェリーの方が揺れも少なく、悪天候でもBUDOよりIDOフェリーの方が運行される可能性が高いので安心です。
しかし、BUDOフェリーだとバス1本でブルサの中心地やウルダーのリフト乗場まで行くことができます。IDOフェリーだとバス+地下鉄となり、乗り換えが必要です。
BUDOフェリーを利用する場合
BUDOフェリー公式サイトからフェリーの時間や料金を確認したり、チケットを購入したりすることができます。
BUDOフェリーで、エミノニュ港(シルケジ)からのフェリーが到着するブルサのムダンヤ港からは、市バスF3で路面電車ブルトラムのUlu Camii駅(ブルサの中心地)まで1本で移動可能です。このバスで更に、ウルダー(ウルダー山)のリフト乗場(終点)まで行くことができます。
市バスF3の地図上バス停はこちらから、時刻表はこちらから確認できます。
また、ムダンヤ港からは市バス1/Mで地下鉄Emek駅へ行くこともできます。(1/M 停車駅マップ:1/M時刻表)
ブルサの観光スポット
ブルサは中心地だけなら徒歩で楽しめますが、それなりに歩く必要があるので、歩くのに自信がない方はトラムなどを利用するようにしましょう!
ジュマルクズクに行く場合は、タクシーや市バスに乗る必要があります。
ウル・モスク (Ulu Camii)
住所:街の中心地区。
時間:早朝から夕方まで(礼拝の時間は避けること)
料金:寄付歓迎(モスクなので特に入場料等はありません)
緑のモスク (Yeşil Camii)
時間:早朝から夕方まで(礼拝の時間は避けること)
料金:寄付歓迎(モスクなので特に入場料等はありません)
緑の霊廟 (Yeşil Türbe)
コザ・ハン隊商宿(Koza Han)
周りは緑とCAFEで囲まれているので、天気の良い日はチャイを楽しむ人であふれています。大通りからもカンタンに立ち寄れるので、休憩にも最適。
バザール (Çarşı)
ブルサ中心地にあるバザールは幾つもの商隊宿(ハン)から成り立っており、グランドバザールのようでまた一味違う趣があり歩いてみて回るだけで楽しめます。
住所:街の中心地区。
時間9:00-17:00(日曜定休)
ブルサ市博物館 (Bursa Kent Müzesi)
住所:街の中心地区。
時間 9:30-17:30(月曜休み)
料金:2TL
Kent Museum 公式サイト
トルコの伝統影絵カラギョズ博物館 (Karagöz Müzesi)
住所:Cekirge Cad.No159
時間 9:30-17:30(月曜休み)
料金:無料
カラギョズ博物館 公式サイト
日本の落語に出てくるくまさんとはっさんのような、ハジュバットとカラギョズのボケツッコミが面白い。
イルガンディ橋 (Irgandı Çalşlı Köprü)
1442年に建てられた歴史ある橋でブルサの文化遺産に登録されています。第二次世界大戦後に再建されて、現在は伝統手工芸品の販売やワークショプが入っています。
バリベイ・ハン隊商宿 (Balibey Han)
ルサのメインストリートであるアタチュルク通りから見えるバリベイハン。
15世紀後半に商隊宿として建てられた64室からなる3階建ての建物で、2006年に市によって修復され、2009年に伝統工芸品ショップとしてオープンしました。現在は30のワークショップとレストランも入っていて、雰囲気が良いので人気です。
丘の上にあるブルサ城やトプハーネに徒歩で行く場合は、このバリベイハンの正面左手にあるエスカレーターを利用すると便利です。
トプハーネ(大砲台跡)公園 (Tophane)
ブルサ城の先にあるトプハーネ(大砲台)は、丘の上にあります。
夜になるとライトアップされるので、街中から眺めるだけでも良いですが、トプハーネからはブルサの街が一望できるので、時間に余裕があれば立ち寄ってみてほしい場所です。
トプハーネの奥にはチャイハーネ(Cafe)もあるので、休憩にもおススメです。
ブルサのレストラン&ショップ
ブルサといえばイスケンデルケバブが名物。トルコ風マロングラッセ(ケスターネ・シェケリ)や、栗ペーストのチョコレートコーティングはお土産の定番です。
ブルサ名物! イスケンデルケバブ
ケバップチュ・イスケンデルン (Kebapçı İskender)
住所:街の中心地区。Ünlü Cad.No7
時間 11:00-21:30
創始者イスケンデル・ベイの次男の家系が受け継いだ元祖の店。
次に紹介する店とは、枝分かれした感じ。
こちらの店は「木造本店」と言われ、店舗が大きくゆったりと食事が楽しめるため、家族連れを中心ににぎわっています。
ジェバット・イスケンデルン (Cevat İskender)
住所:Atatürk Cad.No60
時間 11:30-18:30(土日-20:00)
元祖イスケンデル・ケバブの店。
小さな店舗はいつも満員でピーク時は列ができることも。ラーメンでいう頑固親父が経営してる感じなので、子連れの家族やゆっくり食事を楽しみたい人は、1つ目の店がおススメです。
ブルサ名物!ピデリキョフテ
ブルサでしか食べれない名物と言えば、ピデリキョフテ。
名物イスケンデルンがケバブなのに対して、こちらはキョフテ(ミートボール)版のイスケンデルンといった感じです。
イスケンデルンはイスタンブールでも食べれますが、このピデリキョフテはブルサでしか見ません。
ケバブかキョフテかの違い以外は、味付け等ほぼ同じイスケンデルンケバブとピデリキョフテですが、形的に中まで味が染み込まないのか、ピデリキョフテの方が比較的あっさり食べることができます。
キュチュックサライ・ピデリキョフテ・サロン (Küçük Saray Pideli Kofte Salon)
街中にはいろんなピデリキョフテの店がありますが、このキュチュックサライ・ピデリキョフテサロンはチェーン展開していてブルサ内のショッピングセンターでも見かけます。
特にこの店舗は店内が広くてきれいなので、家族連れでも安心して利用できるのでおススメです。
ブルサ名物! ケスターネ・シェケリ(トルコ風マロングラッセ)
ブルサと言えば、栗が名物!
栗を使用したお菓子がいくつかありますが、特に日本人にも人気なのがこのケスターネ・シェケリ(トルコ風マロングラッセ)です。
他にも、栗ペーストをチョコでコーティングしたものや、栗ペーストを固めたものなどいろいろあります。
一つ一つ小袋に丁寧に包装されたタイプや、タッパのような大きめの入れ物にドドんとたくさん入ったタイプがあります。
カルデレン (Kardelen Kestane Şekeri)
ブルサ名物のケスターネ・シェケル(マロングラッセ)のお店。
他にも栗菓子を始めトルコ風スイーツが並んでいます。
ジェマル・ナディル通り支店
ブルサのメインストリートであるアタチュルク通りから続くジェマル・ナディル通りにあるのでアクセスしやすいです。
【住所】Tahtakale, Cemal Nadir Cd. No:87, 16020 Osmangazi/Bursa
【営業時間】8:30-23:30
ジュムフリエット通り支店
緑色の小型路面電車が走るジュムフリエット通りにある支店。
【住所】Reyhan, Cumhuriyet Cd. No:140, 16030 Osmangazi/Bursa
【営業時間】8:00-21:00
ブルサ内にはもちろん他にもケスターネシェケリの専門店はありますが、このカルデレンはブルサ内にしか支店がないのでレア感があるのと、ラッピングが可愛いかったりしてお土産に最適なのでおすすめです。
ブルサの温泉
ブルサの中心地から北西へ数キロのところにあるチェキルゲ(Çekirge)は昔からの温泉街として愛されています。
観光客にも人気のブルサ温泉の魅力とポイントをまとめています。
ブルサ温泉街へのアクセス
市内のブルトラム(路面電車)カヤハン(kayahan)駅近くに温泉街チェキルゲ(Çekirge)行きのドルムシュ乗り場があるので、公共交通機関を利用する場合は、こちらを利用します。
荷物が多い方や、公共交通機関を利用するのが不安な方は市内からタクシーでも良いでしょう。
ブルサ、チェキルゲのハマム&温泉
以下にいくつかのハマムと温泉を紹介します。
基本はホテルの温泉施設で温泉を楽しむのがオススメです。
ホテル以外のハマム・温泉施設では観光客向けでないため英語が通じない、衛生面で不安が残る、使い勝手がわからない…など不便な点がありますが、ローカルの雰囲気はあじわえます。
Yeni Kaplıca Kaynarca
温泉カイナルジャ。
【住所】Kükürtlü Mh. Yenikaplıca Cd. No:6 Osmangazi (ブルサライのKültürpark駅より徒歩15分程)
【時間】7:00-23:00(女)/4:00-23:00(男)
【料金】入浴40TL/アカスリ35TL/マッサージ45TL/子供(7-12歳)10TL/タオル代5TL
最新の情報はこちらのイエニ・カプルジャ・カイナルジャ公式サイトからどうぞ。
男性用は浴槽が広いとのことだが女性用は狭め。でも深い。水着で入るのがベストだが地元客は下着で入浴したりしているので水は衛生的とは言えない。地元の人にも大人気。休憩場所などは広い。
Keçeli Kadınlar Hamamı
【住所】1.Murat Cad. No.57 16070 Çekirge Bursa
【時間】7:00-22:00
【料金】入浴25TL/アカスリ20TL/マッサージ20TL (2015年現在)
温泉街チェキルゲの5星ホテルMARIGOLDに併設されている女性専用ハマム。
宿泊客以外でも利用できて料金が割安なのが魅力です。
キレイな施設ですが、やはり夕方ごろには温泉は汚れているので、午前中に行くのがおススメです。
Çakır Ağa Hamamı
【住所】街の中心地区。
【時間】10:00 – 17:00
【料金】アカスリ・マッサージ込みで50TL(2016年時)
1962年から続くハマム。かなりローカル色が強く、女性用には浴槽はないので普通のハマムと同じ。街の中心部に位置するため徒歩圏内で料金が安いのが魅力。
ブルサ温泉街ホテル
Kervansaray Termal Hotel
【住所】Çekirge Meydanı
【TEL】 0224-233-9300
Kervansaray Termal Hotel 公式HP
ブルサ温泉街を代表する歴史ある温泉ホテルです。
温泉街Çekirgeバス乗場裏に位置するので移動も便利です。
このホテルには昔から続くハマムが併設されていて、宿泊客は無料で利用できます。
ホテルのハマムは、宿泊客以外も有料で利用できます。
更に地上階には温泉プールがあります。
お湯はぬるめですが、屋外にも出れるのでちょっとした露天風呂気分を楽しめます。
マリーゴールドホテル (Marigold Hotel)
【住所】1.Murat Cad. No.57
【TEL】 0224-444-40000
詳しくはこちら
温泉街Çekirgeバス乗場から、徒歩で10分ほど坂を上らないといけないので移動はちょっと大変ですが、ホテルはキレイで朝食も美味しいです。
天然温泉水を利用した大型屋内プールがあります。
Keçeli Kadınlar Hamamıという有名な女性専用ハマムが併設されています。
チェリッキ・パラスホテル (Çelik Palas)
【住所】Çekirge Cad. No: 79
【TEL】 0224-233-9300
詳しくはこちら
温泉街チェキルゲと市中心部との中間地点に位置する温泉ホテル。ブルサライのKültürpark駅からも歩けなくはない距離で観光にもそれなりに便利でくつろげるホテルです。
Gonluferah Thermal Hotel
【住所】Cekirge 1.Murat Cd. No:22 Osmangazi
【TEL】 0224-233-9210
詳しくはこちら
温泉街チェキルゲにあるホテル。
温泉スパやトルコ式ハマムの施設がある。
ブルサスキー
ブルサは冬はスキーが楽しめます。イスタンブール近郊で他にもスキーを楽しめるところはありますが、コースはブルサが一番豊富なので 泊まりがけなどでしっかりスキーを楽しみたい方にはブルサのスキー場がおすすめです。
スキーウェアや道具は各ホテルやリフト近くのレンタルショップで借りることができます。
引用:http://www.uludagbursa.com/
ブルサスキー場へのアクセス
ブルサのスキー場へは各所からシャトルバスが出ています。
他にも、ブルサ市内からゴンドラで移動可能です。
ブルサスキー場周辺ホテル
ホテルによっては、専用リフトを持っていて宿泊客は無料で利用できたり、休憩時のティータイムサービスがあることもあります。
ホテルはまとまって10数件あり、中にはかなりリーズナブルなホテルもありますが、朝夜の食事のことを考えるとそこそこ良いホテルに宿泊したほうが安心です。
Kervansaray Uludağ Hotel
【住所】 Oteller 1. Gelişim Bölgesi Uludağ
【TEL】 224-285-2187
詳しくはこちら
スキー場第1地区の滑り終わったところに位置するホテル。
もう一滑りする前に部屋に寄ったりお茶を飲んだりできるので、最高に便利な立地です。専用リフトもあり、夜にはナイトスキーを楽しめます。
他に比べると割高ですが、施設も新しく清潔感があり快適に滞在できます。
Grand Yazıcı Uludağ Hotel
【住所】 Oteller 1. Gelişim Bölgesi Uludağ
【TEL】 224-285-2187
詳しくはこちら
リフト乗り場までは少し歩きますが、大型でキレイなホテルです。
ケルバンサライ・ウルダーホテルに空室がない時に。
ブルサのウルダー(ウル山)国立公園
スキーでも有名なウルダー山ですが、新緑の季節や紅葉の季節も楽しめます。
数年前に立派なテレフェリッキと呼ばれるロープウェイができたので、ブルサ市内から気軽に行けるのも魅力です。
テレフェリッキ乗場へは、市内のKent Museum(City Museum)裏から乗り合いバスが出ています。
ウルダー山・ロープウェイ(Teleferik)
営業時間
10:00-19:00
*強風など天候に応じて運休になります。
料金
学生往復:150TL
大人往復:300TL 2024年8月時点
ロープウェイ・ゴンドラ停車駅
テレルリュッチ(Teferrüç)駅(標高236m)—カデゥヤイラ(Kadıyayla)駅(同1,231m)—サルアラン(Sarıalan)駅(1,635m)—オテルレル・ボルゲシ駅(Oteller Bölgesi(同1,810m))駅
ブルサのウル山ゴンドラ(Teleferik)公式HPはこちら