トルコ旅行中に、観光地外の店で高額な買い物をする方は少ないかもしれません。
しかし最近はトルコリラ下落の影響で、思いがけないブランド品が安く購入できることもあります。
そんな時は、免税手続きもすると更にお得にお買い物したいですよね!
トルコでの免税手続きはちょっと面倒ですが、流れが分かっていれば比較的カンタンに済ますことができます。
今回はそんなトルコでの免税手続きの方法をご紹介します。
免税条件(対象者や期限など)
もちろん、購入した商品を国外に持ち出すこと(免税手続きの際に持参すること)も条件になります。
トルコでの免税対象者 | トルコ滞在が6か月未満の外国人(トルコ国籍を持たない人) |
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税関スタンプ受取期限 | 免税対象品を購入してから90日以内 |
払い戻し期限 | 税関スタンプをもらってから3か月以内 |
免税リミット | 受取額1,500ユーロ |
最低対象額 | 1,000TRY以上 |
トルコの税額と免税額
トルコの税金は購入品によって2タイプに分かれ、食料品や衣類は10%、その他は20%になります。
免税で利用されやすいものですと、衣類は税率10%、貴金属や時計、家電製品などは税率20%になります。
免税を希望する際は、この10%または20%の税額からサービス代金を引いた額が返金されます。(タックスリファンド)
また、免税のための最小購入金額は1,000TL(2024年7月時点)となっています。
トルコの免税システム(手続きの流れ)
トルコでの免税手続きは購入時に書類を準備してもらい、空港での返金となります。
実際のステップは次の3つ。
TaxFree対応店舗でパスポートを提示して、必要書類を用意してもらう。
レシートと共にパスポート情報などを記載した紙をくれます。
レシートと一緒に保管します。
(ホッチキスで2枚をまとめるか、TaxRefund用の封筒に入れてくれる)
TaxRefund用の封筒はこんな感じです。
空港や港などの税関で、購入商品を見せて国外に持ち出すことを証明する。
問題がなければ、購入店舗で用意してもらった用紙にスタンプを押してもらえます。
購入商品を機内預け荷物などにする場合は、チェックイン前に税関で確認してもらう必要があるので要注意!
タックスリファンド対応の金融窓口で、スタンプ付きの書類とパスポートを提示します。
希望の通貨(通常、TLかUSD、EURO)で免税分の料金を払い戻しをしてもらえます。(領収書原本は返ってきません)
※税関のスタンプ付き領収書を90日以内に郵送することで、クレジットカードに返金することも可能。
※Instore Tax Refundシステムを利用することで、税関で受理後、クレジットカードに自動で返金も可能。
【レポート】イスタンブール空港でのタックスリファンド
まずは買い物時にパスポートを見せて用意してもらった免税用の書類とレシート、リファンド対象となる商品を用意します。
免税用の書類とレシート例。
これに加えて、免税対象となる商品現物も見せる必要があります。
リファンド対象の商品を預け荷物にするか、手荷物で機内に持ち込むかで異なります。
税関で商品と書類、パスポートを提示して、必要条件がそろっているかのチェックを受けます。
OKだったら書類に承認済みのスタンプを押してくれます。
商品を預け荷物にする場合は、Kカウンター手前にあるTax Freeポイントで書類にスタンプをもらってから、荷物を預けます。
商品を機内持ち込みする場合は、パスポートコントロールを過ぎてすぐの右奥にある税関に行きます。
団体客がいると行列ができて時間がかかることもあるので、タックスリファンド手続きをする場合は早めに空港に行ったほうが安心です。
税関で商品と書類、パスポートを提示して、必要条件がそろっているかのチェックを受けます。
OKだったら書類に承認済みのスタンプを押してくれます。
タックスリファンド対応の両替所には、赤地にTAX REFUNDと書いてあります。
タックスリファンドに対応している両替所で、税関でもらった書類を提示し、返金額を受け取ります。
ここで、支払い希望の通貨を言うと、その通貨でリファンド額を返金してくれます。
通常はTL、ユーロ、ドルですが、両替所が隣にあるので、現金さえあれば円でも返金対応してくれます。
パスポートコントロールを抜けて、広場に出たすぐのTax Refund対応両替所は混雑しています。
他にもいくつか対応している両替所はあるので、急いでいる時は他が便利です。