カッパドキアワイナリー TURASAN

最近注目されているトルコのワイナリーは、テキルダー地方やイズミル地方が有名ですが、トルコの観光名所として一番に名前があがるカッパドキア地方でも、実はワインが作られています。
と言っても規模が小さいので、それほど数はありません。

イスタンブールのスーパーマーケットなどでも取り扱いのある規模の大きなワイナリーTURASAN(テゥラサン…通称寅さん)と、家庭的な小規模ワイナリーだったけど最近規模を拡大しつつあるKocabağ(コジャバー)の2つです。

他にも家庭規模で作っているところもありますが、有名どころではこの2つです。

カッパドキア観光のついでに行ける場所に、TURASANもKOCABAĞもティスティングと購入ができるワイナリーをもっています。

ここではその2つのワイナリーと、もう一つAVANOSにありアクセスのしやすいワインセラー(自社ワインとKocabağのワインを貯蔵しています)をご紹介します。

TURASAN

カッパドキアワイナリーTURASAN
テゥラサンはカッパドキアを代表すると言っても過言ではないメーカーです。
賞を受賞したワインもあり、種類も豊富です。

カッパドキアワイナリー TURASAN
▲ユルギュップにあるTURASANのワイナリー

TURASAN Şarap evi (TURASAN Winery)


【営業時間】08:30-18:30(毎日)
【住所】Yunak, Tevfik Fikret Cd. No:6, 50400 Ürgüp/Nevşehir
【電話番号】0384-341-4961

TURASANのワイナリーはアクセスも良く広いので、ツアーの団体客も訪れています。
そのため、広い館内ではいくつもの試飲ブースの他に、お土産が並ぶスペースもあります。

予約をしておけば、隣りのレストランスペースでチーズプレート付きの試飲セットを試せるようですが、予約せずに行った場合は、館内の試飲ブースで希望のワインを伝えて立ったまま試飲、いくつか試して気に入ったものを購入…という流れになります。

カッパドキアワイナリー TURASAN
▲試飲は本当に味を見る程度です。

ワインを楽しみたい場合は、併設されているレストランまたはカッパドキアでアルコールを扱うレストランであればだいたいTURASANのワインが置いてあるので、そちらでゆっくり飲むのがおすすめです。

もしくは、冬限定かもですが、ホットワインもありました。

カッパドキアワイナリー TURASAN
▲ホットワイン1杯20TL

さっと立ち寄って試飲と購入だけなら10分もかかりません。

TURASANは種類が豊富で、お手頃価格のワインもたくさんあるので、気軽に買えるのが魅力です。

カッパドキアワイナリー TURASAN

Kocabağ

Kocabağは最近大きくなってきているワイナリーです。もともとは家族経営の小規模ワイナリーでしたが、今ではウチヒサル地区にワイナリーと工場直売店があります。

Kocabağの工場直売店
▲Kocabağの工場直売店

工場直売店の方が、ギョレメ寄りでアクセスしやすいかもしれません。

Kocabağの工場直売店

ワイナリーに比べるとシンプルで殺風景です。

Kocabağの工場直売店

ワインの種類も少なめなのと、TURASANと違って金額が明記されていないのが不親切に感じました。料金も2段階設定のようでした。

Kocabağの工場直売店
▲Kocabağのワイン一覧

カッパドキアらしいデザインのワインもあります。
好み次第ですが、どれも若い感じ。。

Kocabağのワイン

試飲させてもらったのに、気に入ったワインがないと焦ります。
Kocabağの方が料金高めで、1本60TL~でした。

Kocabağの工場直売店
▲試飲当時、2番目に高いと言われたワイン。定価200TL、値下げ後150TL

一番高額なワインは、数量限定のため試飲できませんでした。

2番目のワインでもイマイチだったので、イチかバチか1番高いワインを購入しました。
一番高額なワインで原価380TL(くらい)が200TLとのこと。

美味しいと良いのですが…まだ飲んでいません。

Yöresel Şarap Evi

カッパドキア、アヴァノスのワイナリ―
こちらはマイナーなワイナリ―。

カッパドキアには小さなワイナリーもたくさんあるようですが、探し出すときりがなく、またアクセスも難しいので1番アクセスしやすく良さ気なワイナリーを紹介します。

ヨレセル・シャラップ・エヴィはアヴァノス(AVANOS)の中心地にあるワイナリーです。

カッパドキア、アヴァノスのワイナリ―

アヴァノス名物のつり橋から徒歩5分ほどですが、一見間違いかな?と思ってしまうような裏道にあります。

カッパドキア、アヴァノスのワイナリ―

しかし中はしっかりワイナリー。

カッパドキア、アヴァノスのワイナリ―

このワイナリーではオリジナルのワインが2本(その内1本はサワーチェリーのワイン)と、先ほど紹介したコジャバーのワインを保存、販売しています。

カッパドキア、アヴァノスのワイナリ―

なぜかライトアップ・・・

カッパドキア、アヴァノスのワイナリ―

ですのでワインも、コジャバーとヨレセル・シャラップ・エヴィのワインを試飲&購入することができます。


スタッフの方はとても感じよくて丁寧でした!
が、試飲してみて良いなと思えるワインがない時はツライですね。。
微妙だなぁと思いながらも1本を選ぶ・・・いっそのこと試飲が有料ならよかったと思う瞬間です。

カッパドキアのワイナリーまとめ

自称、「味の分からないワイン好き」としてカッパドキアのワイナリーをはしごしましたが、結論としては時間が限られていればTURASANワイナリーに行けば良いかな・・・と思いました。

レンタカーを借りて自分で好きに観光する(とティスティングもできませんが)ならともかく、わざわざバスに乗って歩いてと時間をかけてまでワイナリーに行くほどの価値があるか・・・というと、そこまでするならブドウ畑見学(要予約・時期限定)もしたいところですが、それはそれでまた時間がかかりますし、それをわざわざカッパドキアまで行ってする必要があるかと言われると微妙です。

更に、TURASANのワインはカッパドキアでアルコールを提供するレストランにはほぼ置いてあるので、ワイナリーに行かなくてもTURASANのワインを飲むことはできます。

Kocabağはどこのレストランにも置いてあるとは言えませんが、それほど頑張って飲む程のワインかと言われるとそうでもありません。正直Kocabağは実力を上げる前に売りに走ってしまっている感じがしました。

好みにもよりますが、楽しめるクラスのワインとなるとやはりTURASANくらいではないでしょうか。カッパドキアで是非オリジナルワインを!と思われる方にはTURASANをおススメします。

ちなみにトルコで一番安心&確実なワインはSarafinです。
Sarafinはイスタンブール空港内のラウンジにも置いてある、トルコの中では安定してレベルの高いワインです。(値段も高いです。120TL~160TLくらい。)
トルコでの間違いのない1本を購入される場合にはSarafinをお勧めします。

Sarafinはちょっと高い・・・という方にはKavがおすすめです。
こちらは65TLくらいでコスパも良く、味も定評があります。


KavもSarafinも、アルコールを扱うスーパーなら大体どこにでも(Migrosには確実にあります)置いてあるので、気軽に購入できます。