2018年とちょっと古い情報ですが、実際にバスでトルコのイスタンブールからブルガリア(ソフィア)へ行きましたので、その時の様子と合わせて、バスでブルガリアに行く方法をご紹介します。
バスで行けるブルガリアの町
▲地図上のバスのマークが、イスタンブールから行けるブルガリアの町です。
トルコ(イスタンブール)とブルガリア間で運行しているバス会社
イスタンブールとソフィア(プロブディフ)間の場合
イスタンブールからブルガリアのソフィアへの移動はそこそこ人気のルートのようで、いくつかのバス会社からバスが出ています。便数の多さと大手という安心感から、こちらの会社が一番おススメです。
小さなバス会社の場合は、乗客が集まらない場合は運休になって別便に振り返られたりというリスクがあります。Metro Turizmなら大手なので乗客も集まりやすいうえ、万が一運休で振り替えになっても便数が多いので次の便まで待つ時間が短くなります。
イスタンブールのバイラムパシャ(エセンレル)バスターミナルを出発して、途中ブルガリアのプロブディフを経由してソフィアまで約9時間~10時間かけての移動となります。
料金は大体片道160TL(2019年9月時点)
メトロ・テゥリズム(Metro Turizm)社
有名大手で言えばMetro Turizm。
メトロ社は、イスタンブールからソフィア行のバスを1日約6便運航しています。
バスは2席+2席と、2席+1席の2つのタイプがあるので、一人旅の場合は1席があるバスが快適です♪

小さなバス会社の場合は、乗客が集まらない場合は運休になって別便に振り返られたりというリスクがあります。Metro Turizmなら大手なので乗客も集まりやすいうえ、万が一運休で振り替えになっても便数が多いので次の便まで待つ時間が短くなります。
METRO社のチケットはインターネットからカンタンに購入できます。
HUNTUR
1日2便程イスタンブールのエセンレルバスターミナルからバスが出ています。
バスは2席+2席と2席+1席タイプがあるので希望の時間がどちらのバスか確認する必要があります。
ソフィア以外にもブルガリアのVeliko Tirnovoに1日1便バスが出ています。
チケットはこちらのHUNTUR社公式サイトもしくはObiletから購入可能。
HAS
ブルガリアの会社で、ソフィアにオフィスがありました。
1日2便程運行しています。
ブルガリアの会社なのでトルコのチケット購入サイトObiletではチケット購入不可、料金はユーロまたはLEVA(レヴァ—ブルガリアの通貨)で購入可能。
3-12歳 14EURO(片道)22EURO(往復)
学生、12-26歳、60歳以上 22EURO(片道)40EURO(往復)
20歳から60歳 25EURO(片道)44EURO(往復)
こちらのHAS社公式サイトからチケットが買えそうで買えなそうなので、購入はソフィアかイスタンブールのバスターミナルで…となりそうです。

もしもソフィア発の時間を事前に決めかねるとか変更する予定があるなら、復路はHAS社が便利かと思います。ソフィアのバスターミナルにオフィスがあるので立ち寄りやすいです。
その他のブルガリア各地の場合
HAS社からもブルガリアのVeliko Tirnovoに1日1便バスが出ていますが、それ以外であればMETRO社一択で探すのが早いです。
この場合はMETRO社のWEBサイトから探しましょう!
途中下車可能な町を含めるとブルガリアのいろんな所へバスが出ています。
WEBサイトではブルガリアの地名がトルコ語になっていたりと分かりにくいので、根気よく探していくか、このページの最初でご紹介している地図を参考に目的地を選んでください。
メトロ社の公式WEBサイトはこちら*英語ページ有!
トルコとブルガリアをバスで移動する際の注意点
イスタンブールからソフィアに向かう際には、トルコとブルガリアのカプクレ(Kapıkule)国境を通ります。国境では一度バスから降りてパスポートコントロールがあります。
イスタンブールからソフィアに向かうときはパスポートコントロールが厳しく(トルコ人がユーロに入るのでビザの検査に時間がかかります)、ソフィアからイスタンブールに向かうときは荷物検査が厳しい(豚肉や酒を持ち帰ろうとする人が多いので)です。
イスタンブールに戻る際の荷物検査では、バス車内の荷物全てを一度外に持ち出しチェックを受けます。バスの中もかなり厳しくチェックされます。
多少は大目に見てくれますが、明らかに多い酒類や豚肉の持ち込みは没収されるので気をつけましょう!
パスポートは必須!
トルコの滞在許可を持っている人はそれも必要!

国境を越える手続きでトルコ側ブルガリア側を合わせると軽く1時間以上かかります。
夜行バス利用は時間が有効に使えて便利ですが、深夜1時2時のこの国境越え手続きはツライです。。
実際のバス移動ルポ(写真付き)
週末を利用してソフィア旅行に行ったので、その時に利用したバス移動の様子をご紹介します。
行き:METRO社バス 金曜日23:00イスタンブール発 土曜朝08:30ソフィア着
戻り:METRO社バス 日曜10:00ソフィア発 夜19:30イスタンブール着
行きはバイラムパシャ(エセンレル)バスターミナルから、バスが出発します。
バイラムパシャまでは地下鉄M1Bラインで移動できます。
遅くても10分前までにはバスの前にいるようにしましょう。
事前にチケットを購入された方は一度窓口に行って正式なチケットを出してもらったり、乗り場を確認すると安心です。
イスタンブールからソフィアへ
国際バスなので、バス乗車時にパスポートチェックがあります。
行きは国境Kapıkuleまでノンストップ。
▼国境ではパスポート審査のため全員一旦下車します。
▼車は別に審査があるようです。
▼トルコ出国審査
▼次はブルガリア入国審査
無事入国後はまたバスに乗ってバス旅スタートです。
▼やっとトイレ休憩
▼両替所も既に営業していました。
▼トイレは列ができますね。
途中、プロブディフに停車。
大通りの道端のようなところで、降りていく人がちらほら。
この時点で朝の5時半とか6時です。
▼その後もバスはソフィアに向けて移動します。
ソフィアバスターミナル7時到着予定が、1時間程遅れて8時ごろに到着。
外もすっかり明るくなっていました。

ソフィアからイスタンブールへ
バスが10時発で時間に余裕があったので、朝からスーパーで買出しすることができました。
(ブルガリアのスーパーマーケットは日曜日でも営業しています!しかも営業時間が早い!!助かる!!)
ソフィアのバスターミナルは鉄道の中央駅のすぐ横にあります。
ちょっと時間があったので中央駅を散策。
中央駅の正面左側にスーパーマーケット発見!!
小さいかと思いきや、意外と一通り商品揃っていて便利です!
帰る直前に買出しできるのは嬉しい!!
途中停車は決まっている場所から運転手が選べるのか…行きは1か所だけだったのに、帰りはやたらと休憩がありました。
こちらはブルガリア国境近くの最後の休憩所。
こんな大型スーパーによれるなら、溶けるかもとか腐るかもとか気にして市内で豚肉買わなければよかったと思いました。
でもこのスーパーによるかどうかも運だと思います。
あと滞在時間が短すぎ。。
10分でした。
その後はまたKapıkuleで国境越え。
トルコ入国の際は全荷物を持っての入国検査でした。
(出国の際やブルガリア入国の際はパスポートだけ持参で良かったのに・・・)
荷物はかなりしっかりチェックされました。
酒とか豚肉とか買いこまなくて良かったー!
陸路は注意しないとですね。
陸路国境越えでも免税店ありますが・・・高いです。
のどかな風景を見ながらイスタンブールまで戻りましたが…
なんと、トルコ入国後は超短時間だけのトイレ休憩しかなく、、
朝から出発して到着が夜の7時とかなのに昼食食べる時間ありませんでした。
前日は食い倒れ旅行状態だったのに、今日はまるで断食(涙)。。
なぜあんなに急いで休憩せずにイスタンブールに戻ったのか謎です。。
ドライバーさんにその後の予定でもあったのでしょうか。。

トルコのバス会社でもスタッフがトルコ語しゃべれないこともあるようですー。
イスタンブールからソフィアへのバス移動まとめ
深夜バスなどを上手に利用すると時間も有効に使えますし、質の良いバスなのでバスの旅も快適でした。
ただ、休憩時間が事前に分からない点、トイレに不自由する点を考えると、バス内での飲食に気を遣ったりしないといけないので、それが唯一の難点です。
あとは、トルコからの買出し目的の場合は荷物のチェックが厳しい点!
チーズとかナマモノだから~とは言われませんが、豚肉は密輸入して転売する業者もいるようでチェック厳しいです。酒類も。
しかし往復300TL(約6千円)でブルガリア(ヨーロッパ!!)に行けてしまうのですから、やはりバス移動は便利です!