エスキシェヒル

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エスキシェヒルってどんな町?

エスキシェヒルは、トルコ北西部に位置する人口約80万人の町。イスタンブールから高速列車で約3時間、アンカラからは約90分でアクセスできるため、気軽に訪れることができる人気の地方都市です。

その名の通り「古い町(エスキ=古い、シェヒル=町)」として知られ、紀元前14世紀のヒッタイト時代から存在する歴史ある町ですが、建物の多くはトルコ独立戦争後に再建されたもの。計画的に整備された都市景観はとても美しく、住みやすさにも定評があります。

市内にはオスマンガージ大学やアナドル大学といった大きな大学があり、若者が多く活気がありながらも、治安がよく落ち着いた雰囲気が魅力。ボルスク川沿いの風景が美しく、“トルコのベネチア”とも呼ばれるほど。週末には国内各地から観光客が集まり、観光スポット・オドゥンパザル地区周辺はとてもにぎわいます。

エスキシェヒルへのアクセス方法

高速鉄道(YHT)でのアクセスが便利!

トルコ国鉄TCDDが運行する高速列車「YHT(Yüksek Hızlı Tren)」を使えば、
イスタンブール(Söğütlüçeşme駅)から約3時間
アンカラ(Ankara Gar駅)から約1時間半
でエスキシェヒルに到着できます。

チケットは乗車日の15日前から販売されるため、特に週末は早めの予約が安心です。
※進行方向向きの席が人気で早めに埋まってしまいます。

ばばさん

もしエスキシェヒル行きが満席だった場合は、イスタンブールからアンカラ区間で検索・購入すると座席の候補が増えるよ。
割高になるけど、席がなくて困ったときの裏の手として便利!

車内は指定席でエコノミークラス普通席と食堂席は2+2の配列、ビジネスクラスは1+2の配列となっています。
各車両にトイレ荷物置き場があり、座席にはゴミ箱収納式テーブルコンセントが完備されていて快適です。

まっしー

イスタンブール発なら右側の窓席がおすすめ!マルマラ海の景色も楽しめます。

地元ケディー

列車での移動の場合、エスキシェヒル到着後は徒歩5分ほどのEsparkショッピングセンター前から、トラム1番に乗って町の中心やオドゥンパザルに移動することができます。

高速列車のYHT
エコノミークラスは2+2の配列
エスキシェヒルの駅
足元のコンセント完備は嬉しい!
食堂車
スーツケースは手前の棚に収納可能
座席上の収納スペース
食事付きの場合のミール
ビジネスクラスは2+1配列

バスでのアクセス

アリベイキョイのバスターミナル
チケット販売ブース
2+1のバスなら一人旅も快適!

イスタンブールの「Esenler」または「Alibeyköy」のバスターミナルからも、エスキシェヒル行きの長距離バスが出ています。

所要時間は4.5〜6.5時間程度で、Metro社・Pamukkale社・Buzlu社などが運行。

エスキシェヒルのバスターミナル到着後は、1番トラムで市内中心部やオドゥンパザル地区へスムーズに移動可能です。

エスキシェヒルの歩き方|観光と移動のポイントガイド

エスキシェヒルの観光は、主に2つのエリアを中心に楽しむのがコツです。

① チャルシュ(Çarşı)地区

市内中心部にあり、カフェやレストラン、ショッピングエリア、ハマムなどが集まるにぎやかなエリア。学生が多く、夜まで活気があります。トラムやバスの利便性も高く、安価なホテルも豊富です。

  • 見どころ: Ismet İnönü CaddesiやVural Sokak(飲み屋街風の通り)
  • 夜の雰囲気: 夏はポルクス川沿いに学生が集まり、深夜までにぎやか
  • 宿泊: リーズナブルなホテルが多い

② オドゥンパザル(Odunpazarı)地区

歴史あるオスマン様式の家屋が立ち並び、博物館や観光名所が集中するエリア。伝統とモダンが融合した芸術スポットが豊富で、散策にもおすすめです。

エリア間の移動

チャルシュからオドゥンパザルへはトラム1番線でたった2駅。
徒歩でも30分弱なので、街歩きを楽しみながらの移動も◎。

エスキシェヒルの交通手段と使い方

トラム&バス

市内の主要移動手段はトラム(EsTram)とバス。特にトラムは観光にも便利です。
どちらも、チャージ式の交通カード「エスカルト(Eskart)」または、1回券の「エスビレット(Esbilet)」で乗車できます。

Eskart
駅近くの販売店
この看板が目印!

交通カード:Eskart(エスカルト)

  • チャージ式ICカード
  • 一定時間内の乗り継ぎが割引対象
  • 複数人での利用も可能(1人分ずつ引かれます)

1回券:Esbilet(エスビレット)

  • 観光客向けの使い切りタイプ
  • 乗り継ぎ割引はなし
トラム乗り換えアドバイス(観光に便利な路線と駅)

エスキシェヒルのトラム(EsTram)は、路線がシンプルで乗り換えもしやすいのが魅力です!

観光客がよく使う主な路線

① SSK – OGÜ Hattı(1番線)

  • 市の中心部 Çarşı(チャルシュ)と Odunpazarı 間をカバー
  • OMM美術館やOdunpazarı地区へ行くにはこの路線が便利!
  • 例:ÇARŞI駅 → Atatürk Lisesi駅(Odunpazarı地区最寄り)

② Opera – Osmangazi Üniversitesi Hattı(2番線)

  • サゾヴァ公園の最寄りである Sazova 駅まで行けます
  • 市内観光からそのままサゾヴァへ行くときに便利!

③ Batıkent – SSK Hattı(3番線)

  • バスターミナルや郊外のホテルから市中心部へ向かう場合に利用

乗り換えに便利な主要駅

  • ÇARŞI駅: 市内中心の乗換拠点、ショッピング・飲食に便利
  • OPERA駅: 文化施設やホテルが多く、2路線の乗換ポイント
  • EŞPARK駅: 大型ショッピングモール Esparkの最寄り駅

EsTram(トラム)の路線図

▲画像はEsTram公式路線図から引用(リンク先では拡大図も見れます)

ドルムシュ(乗り合いミニバス)

旧スタジアム近くから出発(Googleマップで、Eskisehir Dolmus duragiと入力すると表示される)の、サゾヴァ公園行きが便利です。

 「Sazova」または「Bilim Kültür Parkı(科学文化公園)」行きと書かれた表示が目印。

支払いは社内で現金払いになります。
降車はリクエスト式なので、降りたいところで「inecek var(イネジェク・ヴァル)」と言います。サゾヴァ公園なら降りる人も多いので安心です。

帰りにバスが来ない時やタクシーが見つからない時は、通りかかったドルムシュ(Çarşı行きと表示)に手を挙げて乗車可能。他の人も乗るので、真似してOK!

地元ケディー

ドルムシュの終点からオドゥンパザルまでは徒歩15分ほどです。

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