トラブゾン観光ガイド|1泊2日でも満喫できる黒海の街へ

黒海地方を代表する港町トラブゾン。断崖絶壁に建つスメラ修道院や、名物ハムシ料理など、自然と食を楽しむにはぴったりの場所です。イスタンブールから空路でアクセスでき、1泊2日でも充実のプランが可能です。

トラブゾン中心地からの海の眺め
遊歩道にあるフォトスポット
トラブゾン中心地、海沿いの遊歩道

【アクセス】イスタンブールからトラブゾンへ

イスタンブールからトラブゾンへは、以下の航空会社が毎日複数便を運航:

  • ターキッシュエアラインズ(THY)
  • ペガサス航空(Pegasus)
  • AJET(旧AnadoluJet)

所要時間はおよそ2時間。朝一の便を利用すれば、到着当日にスメラ修道院のツアーにも参加できます。

【市内交通】空港〜市内への移動

トラブゾン空港から市内中心部(Meydan広場)へは以下の方法でアクセス可能です:

  • ドルムシュ(乗り合いミニバス):Havaalanı – Meydan 表示の車両に乗車。
  • タクシー:約20分。
  • ドルムシュは市内〜バスターミナル(Otogar)間の移動にも便利です。

【モデル日程】1泊2日でトラブゾンを楽しむ

1日目
06:00 イスタンブール空港発(例:TK2816便)
07:55 トラブゾン到着 → 市内へ移動(タクシーまたはドルムシュ)
09:00〜18:00 スメラ修道院日帰りツアーに参加
18:00 市内で解散 → ホテルチェックイン
夜:市内散策と夕食

2日目
朝:名物朝食を楽しむ(クユマクなど)
午前:お土産購入、市内散策
昼:空港へ移動
12:20発 TK2823便でイスタンブール空港へ(または他の便で帰路へ)

★追加プランとして、Uzungöl日帰りツアーを2日目に組み込むことも可能です。

【注意点】避けた方が良い時期

冬季(12月〜2月)は降雪や悪天候により、スメラ修道院へのアクセスが困難になることがあります。
また、修道院自体が閉鎖される場合もあるため、訪問前には必ず最新の公式情報を確認
することをおすすめします。

【名物グルメ】トラブゾンで食べたい郷土料理

トラブゾン名物カタクチイワシ焼き
トラブゾンで食べるトルコの朝ごはん
伸びるチーズが楽しい、クイマク

① ハムシ(カタクチイワシ)料理

  • Hamsili Tava:ハムシの唐揚げ
  • Hamsili Pilav:ハムシ入り炊き込みご飯
  • Hamsikoli:トウモロコシ粉にハムシを混ぜて焼いたパン風料理

② Kuymak(Mıhlama)
とろ〜りチーズとトウモロコシ粉、トラブゾンバターを使った朝食の定番。

③ その他の郷土料理

  • Trabzon Pide:細長いピザ風パン。ひき肉や卵、チーズ入り。
  • Akçaabat Köftesi:炭火で焼くジューシーなミートボール
  • Hamsiköy Sütlacı:ハムシ村のライスプディング。香ばしい焦げ目が特徴
  • Sürmene Pidesi:卵とバター仕上げが人気の細長いピデ
  • Karalahana Sarması(黒キャベツの肉詰め)
  • Kaygana(ハーブ入り卵焼き)
  • Pepeçura(ぶどうジュースのゼリー)
  • Trabzon Mısır Ekmeği:しっとり重めのトウモロコシパン

【おすすめ土産】地理的表示(Coğrafi İşaret)付きの特産品

  • Vakfıkebir Ekmeği:直径50cmの大きな石窯パン。長期保存可能。
  • Tonya Tereyağı:放牧牛のミルクを木樽で発酵。香り高く濃厚なバター。
  • Hamsiköy Sütlacı:牛乳たっぷり、焦げ目が香ばしい米入りプリン。
  • Akçaabat Köftesi:シンプルながら旨味のあるグリルミートボール。
地元ケディー

Coğrafi İşaret(地理的表示)とは?
郡名+料理名の形式で登録される地域ブランドで、トルコ各地で高く評価されている制度。製法・原料・気候など地域性を重視した伝統的な味です。

【周辺観光地】

スメラ修道院
洞窟の中に残るフレスコ画
スメラ修道院の室内

① スメラ修道院(Sümela Manastırı)
断崖に建つビザンツ時代の修道院。標高1200m、全72部屋の壮大な建築。洞窟内のフレスコ画も必見。

② ウズンギョル(Uzungöl)
トラブゾンから車で約2時間。山と湖に囲まれた風光明媚なリゾート。散策にも最適。

【宿泊情報】おすすめの宿泊エリアとホテル

トラブゾン中心地Meydan広場
夜でも人通りが多い、Meydan広場近く
City Port Hotelの部屋でみる朝日

車なしで移動するなら、トラブゾン中心部のTrabzon Square Park周辺が便利です。市内観光や空港送迎ドルムシュへのアクセスも良好で、初めての訪問でも安心して滞在できます。

おすすめホテル:City Port Hotel
中心地から徒歩約10分。お手頃価格ながらシービュールームもあり、コストパフォーマンス重視の旅行者に人気です。

【現地ツアー情報】

Karaca鍾乳洞
丘の上から眺めるHamsiköy(ハムシ村)
Hamsiköy名物のライスプディング
  • 英語またはトルコ語ガイド付きの日帰りツアー
  • 多くはスメラ修道院+ハムシキョイ+洞窟見学のセット
  • 料金目安:1人あたり30〜50ユーロ
  • 現地発のツアー会社としては、EycetoursZenofontoursZagnos Toursなどあり。

例:
スメラ修道院+ハムシキョイ村+洞窟のツアー(GetYourGuide)

まっしー

現地発のトルコ語ツアーに参加しました。集合時間と場所だけ片言の英語でやり取りしての参加で、説明は分からなかったですが、自分で行くのは難しいスメラ修道院だけでなく、他の観光地にも行けたので良かったです!

【まとめ】

歴史と自然、そして豊かな郷土料理が楽しめるトラブゾンは、黒海地方ならではの魅力が詰まった旅先です。イスタンブールからのアクセスも良く、1泊2日でもしっかり満喫できるのが嬉しいポイント。

特にスメラ修道院やウズンギョルは、他では見られない絶景スポット。ハムシ料理やバターたっぷりの朝食など、食の楽しみも充実しています。

冬季の訪問は注意が必要ですが、春〜秋にかけてはとても快適に観光できるエリアです。自然や歴史、食文化に触れながら、少し違ったトルコの一面を楽しんでみませんか?

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