カッパドキアを訪れる際、「どこに泊まるか」は旅の満足度を大きく左右します。気球ツアーに便利な場所、静かな絶景ホテルが集まる村、ローカルな雰囲気の町など、エリアごとに雰囲気や利便性が大きく異なります。この記事では、主要5エリア(ギョレメ・ウチヒサール・ウルギュップ・アヴァノス・オルタヒサール)の特徴と、それぞれの宿泊スタイルに向いている人を紹介します。
エリア別の特徴と魅力
ウルギュップ(Ürgüp)—都会的で整った街
都会的な雰囲気があり、洗練された高級ホテルやワイナリーが多く集まるエリア。観光拠点としても便利で、大人の落ち着いた旅におすすめです。
ワイナリー巡りや上質な洞窟ホテルを楽しみたい方に向いています。Turasanワイナリーも有名です。
アヴァノス(Avanos)—地方の雰囲気漂う趣のある街
クズルウルマク川沿いに広がる陶芸の町。カッパドキアらしい地形は少なめですが、のんびりとした空気と伝統文化に触れられるエリアです。陶芸体験や川沿いの散歩が楽しめ、チェーン店や空港行きのバスなど利便性もあります。
ウチヒサール(Uçhisar)—ラグジュアリー感のある街
ウチヒサール城を中心に広がる小さな村で、カッパドキア随一の絶景が望めます。高台にあるため、ホテルからの眺めが素晴らしく、静かな滞在を好む大人の旅行者に人気です。レストランや商店はやや分散しており、移動には送迎やタクシーが必要です。
ギョレメ(Göreme)—雰囲気もあり、便利な街
カッパドキア観光の中心地で、気球ツアーや野外博物館の出発点にもなっている便利なエリア。洞窟ホテル、レストラン、ツアー会社が集まり、気球の景色や奇岩地帯の観光にも最適です。一人旅やアクティブ派におすすめ。
オルタヒサール(Ortahisar)—穴場な街
巨大な岩山「オルタヒサール城」が町の象徴。観光地化が進んでいない素朴なエリアで、地元の暮らしに近い雰囲気を味わえます。静かに滞在したい人や、人の少ない穴場を探している方にぴったりです。
カッパドキアらしさが感じられるエリアは?
- ★★★★★ ギョレメ
岩窟教会、熱気球、奇岩など、カッパドキアの象徴が凝縮。便利さと自然美を兼ね備えた王道エリア。 - ★★★★★ ウチヒサール
岩山の景観と絶景が魅力。ラグジュアリーホテルが多く、静かな非日常を満喫できる。 - ★★★★☆ オルタヒサール
観光地化されすぎておらず、素朴でローカルな雰囲気。昔ながらの風景が残る穴場。 - ★★★★☆ ウルギュップ
エレガントな雰囲気と便利さを両立。ワイナリーや高級ホテルも点在。 - ★★☆☆☆ アヴァノス
陶芸文化や川沿いの風景は魅力だが、カッパドキアらしい奇岩地形は少なめ。
宿泊エリア選び|旅のスタイル別おすすめ
ウチヒサールに向いている人
・絶景を部屋から楽しみたい
・のんびりホテル滞在をメインにしたい
・移動はタクシーや送迎サービスを利用するつもり
→ 静かで高級感ある旅を求める方、大人のリゾート滞在に最適
ギョレメに向いている人
・自力で観光したい
・気球鑑賞や野外博物館なども徒歩で回りたい
・レストランやショップの多い場所が安心
→ 自由に動きたい一人旅や初めてのカッパドキアにぴったり
ウルギュップに向いている人
・ツアーと自由観光をバランスよく楽しみたい
・ホテル・レストランの質にこだわりたい
・落ち着いた町で安心して過ごしたい
→ 美食・文化・景観を広く楽しめる人におすすめ
オルタヒサールに向いている人
・混雑を避けて静かに過ごしたい
・ローカル感や地元の雰囲気を重視
・観光よりも癒しやゆとりを優先したい
→ 穴場志向・送迎付きツアーでのんびり旅向け
アヴァノスに向いている人
・陶芸や地元文化に興味がある
・観光というより「暮らすような滞在」をしたい
・空港や交通アクセスも考慮して拠点にしたい
→ トルコの地方都市らしさを体験したい方向け
まとめ
カッパドキアはエリアによって雰囲気や滞在スタイルが大きく異なります。
景色を眺めながら静かに過ごすならウチヒサール、自分で動いて観光を楽しむならギョレメ、自由と快適さのバランスならウルギュップがおすすめです。
アヴァノスやオルタヒサールも、それぞれの魅力を活かした滞在が可能です。旅の目的や同行者に合わせて、自分にぴったりの拠点を選びましょう。

初めて右も左も分からずにツアーに参加した時はオルタヒサールに、
自力で観光しようと思っていった2回目はギョレメに、
更にカッパドキアを堪能したくて旅行した3回目はウルギュップに、
ホテルでゆっくり景色を眺めながらくつろぐことにした4回目はウチヒサールに宿泊しました。