「トルコでチップは必要?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
ヨーロッパではチップが一般的ですが、トルコの文化はどうなのでしょう?

✔ レストランでチップは渡すべき?
✔ ホテルで親切にしてもらったら、チップを渡すべき?
✔ タクシーでチップを要求されたけど、これって普通?
こうした疑問をスッキリ解決できるよう、トルコのチップ文化を詳しくご紹介します!
トルコでチップは必要? 基本ルールを解説!
まず大前提として、トルコではチップは義務ではありません。
しかし、サービス業においては「感謝の気持ちを表すもの」として広く受け入れられています。
基本的な目安は以下の通りです。
トルコのチップ相場(サービス別)表
サービス | チップの目安 |
---|---|
レストラン・カフェ | 10%(高級店) / 端数切り上げ(一般店) |
ホテル(ポーター) | 20~50リラ(荷物が多い場合) |
タクシー | 端数切り上げ(短距離) / 10%(長距離や荷物の積み下ろし) |
ハマム(スパ) | 50~200リラ |
観光ガイド | ガイド:25USD / ドライバー:20USD(プライベートツアー) |
空港のポーター | 1つの荷物につき5ユーロ(定額制) |
公共トイレ | 10~20リラ(無料の場合は5~10リラ程度) |
サービス別|チップの渡し方と注意点
レストラン・カフェ
- 高級レストランでは 請求額の10% を目安にチップを渡す
- カジュアルなレストランでは、端数を切り上げる程度
- ファーストフードやセルフサービスの店では不要
- サービス料(Hizmet Bedeli)が含まれている場合、追加チップは不要


こんな感じでお会計時にすでにサービス代金(チップ)が含まれていることがあります。
チップの渡し方
- お会計時、伝票が入っていたホルダーに入れておく
- ホルダーが回収された場合、テーブルの上に置く



レシートを細かく見ないといけないなんて…なかなか大変ですね。



座席で会計を済ますようなレストランに行ったときに、レシートの一番下をチェックする…という感じで大丈夫ですよ。
金額が10%だったら見つけやすいです。



チップを渡したいのに妥当な額がない場合は、両替してもらうこともできます。
会計後の両替は、だいたいチップのためだと想像がつくので店員さんもとても快く対応してくれます。
ホテル
- ポーター:荷物を運んでもらったら 20~50リラ
- ハウスキーピング:特に不要だが、感謝の気持ちとして 20リラ程度
- コンシェルジュ:特別な手配をしてもらった場合 100リラ程度
💡 スマートな渡し方
事前に紙幣を用意し、ポーターが荷物を運び終えたら「Teşekkür ederim(ありがとう)」と言いながら手渡し。
タクシー
- 近距離なら 端数を切り上げる
- 長距離や荷物の積み下ろしを手伝ってくれた場合は 10%程度
- 空港送迎なら 最低50リラ 渡すとスマート
ハマム(スパ・マッサージ)
- あかすりやマッサージをしてくれた人に 50~200リラ 渡すのが一般的
観光ガイド・ドライバー
- 団体ツアー:チップ不要
- プライベートツアー:ガイド 25USD(約800リラ)/ドライバー 20USD(約640リラ)
💡 ポイント 参加者の人数に関わらず、1組で上記の金額を渡すのが一般的。
空港のポーター
- スーツケース1つにつき 5ユーロまたは相応のリラ(定額制)
💡 注意 料金が明示されていない場合は、事前に確認を。
公共トイレ
- 有料トイレ(バスターミナル・ドライブインなど):10~20リラ
※有料の場合は金額が提示されているので、その額を支払ってください。 - 無料だけど係員がいるトイレ(レストランなど):10~30リラ
トルコのチップ文化|まとめ
- トルコではチップは義務ではないが、習慣として根付いている
- 「感謝の気持ち」として渡すものなので、無理に払う必要はない
- レストランやホテル、観光ガイドには相応のチップを渡すのが一般的
- タクシーやハマムでは、状況に応じて渡す
- 迷ったら「端数切り上げ」が基本ルール



チップで迷ったら?
「サービスに満足したら渡す」「気持ちよく過ごせたら渡す」でOK!
トルコの人々は基本的に親切なので、チップがなくても嫌な顔をされることはありません。
これで、トルコ旅行中にチップで迷うことなく、安心して過ごせますね!