ブルサ市内観光スポットまとめ|徒歩で巡れる歴史とローカルの魅力

ブルサの旧市街エリアは、主要観光地が比較的コンパクトにまとまっていて、徒歩での散策が楽しめます。
坂道や石畳も多いので、歩きやすい靴を忘れずに!体力に不安がある方はトラムやタクシーをうまく活用しましょう。

ウル・モスク(Ulu Camii)|ブルサの象徴ともいえる大モスク

1399年に完成したオスマン建築の傑作で、ブルサのランドマーク的存在。内部には20のドームと192枚の巨大なカリグラフィーパネルが配置されており、圧巻の美しさ。静かな空気の中、歴史を感じながらゆっくり見学できます。

  • 所在地:Çarşı地区の中心
  • 見学時間:早朝〜夕方(礼拝時間を避けるのがマナー)
  • 入場料:なし(寄付歓迎)

緑のモスク(Yeşil Camii)|イズニックタイルが輝く優美なモスク

15世紀初頭に建てられたこのモスクは、ターコイズブルーのイズニックタイルで装飾された内装が最大の見どころ。豪華ながら落ち着いた雰囲気で、隣接する緑の霊廟とあわせて訪れたいスポットです。

  • 所在地:Yeşil地区
  • 見学時間:早朝〜夕方(礼拝時間を避けるのがベター)
  • 入場料:なし(寄付歓迎)

緑の霊廟(Yeşil Türbe)|トルコイズニックタイルの傑作

緑のモスクのすぐ隣に建つ、9代スルタン・メフメト1世の霊廟。名前の通り、外壁には美しいエメラルドグリーンのイズニックタイルが使われており、外観だけでも見応え十分。内部にも繊細な装飾が施され、静謐な空気に包まれています。

  • 所在地:Yeşil地区(Yeşil Camiiのすぐ隣)
  • 見学時間:早朝〜夕方(礼拝時間を避けるのがベスト)
  • 入場料:なし(寄付歓迎)

コザ・ハン(Koza Han)|シルクの町ブルサを象徴する隊商宿

オスマン時代の1491年に建てられた、かつての絹貿易の拠点。現在は1階がシルク製品の店舗、2階はオフィスやギャラリーとして使われており、中庭にはチャイ庭園が広がり地元の人の憩いの場になっています。天気の良い日はテラス席でチャイ休憩がおすすめ。

  • 所在地:ブルサ中心部(Ulu Camiiから徒歩約3分)
  • 営業時間:店舗はおおむね10:00〜19:00頃(季節による変動あり)
  • 補足:観光ついでに立ち寄れるカフェスポットとしても人気!

ブルサのバザール(Çarşı)|迷路のような商人の街

ウル・モスク周辺に広がる伝統的な市場エリア。複数の隊商宿(ハン)や職人街が織り重なり、まるで時代を遡るような散策体験ができます。金細工、スパイス、布、伝統衣装などジャンルも豊富で、グランドバザールより素朴な“地元感”が魅力。

  • 所在地:ブルサ旧市街中心部
  • 営業時間:9:00〜17:00頃(日曜定休の店舗も多い)
  • 徒歩で回れる範囲に名所が集まっているので、散歩がてらにぴったり

ブルサ市博物館(Bursa Kent Müzesi)|街の成り立ちを知るならここ

ブルサの歴史や産業の発展を紹介する市立博物館。規模は小さいながら、ブルサのことを基礎から知りたい人にぴったりな展示構成で、観光の前後に立ち寄ると理解が深まります。

  • 所在地:ブルサ中心部(Atatürk通り近く)
  • 営業時間:9:30〜17:30(月曜休館)
  • 公式サイト
まっしー

トイレ利用させてもらいました。きれいで安心して使えるので便利。

カラギョズ影絵博物館(Karagöz Müzesi)|トルコ伝統の人形劇を体感

カラギョズとハジュバットという伝統的な影絵人形の世界を紹介する博物館。展示だけでなく、時折行われる影絵ショーも楽しく、親子連れにも人気。日本の落語のようなユーモアが魅力です。

  • 所在地:Cekirge Cad. No:159
  • 営業時間:9:30〜17:30(月曜休館)
  • 入場料:無料

イルガンディ橋(Irgandı Köprüsü)|店が並ぶ歴史ある屋根付き橋

1442年に建てられた、トルコでも数少ない「店が並ぶ屋根付き橋」(戦後に再建)。現在は伝統工芸や手仕事の小さなショップが入っており、ちょっとしたお土産探しにも最適。風情あるフォトスポットとしても人気です。

  • 所在地:Yeşil地区と市中心部をつなぐ川沿い
  • 営業時間:店舗は概ね10:00〜18:00(店により異なる)
  • 緑のモスクから徒歩圏内で立ち寄りやすい

バリベイ・ハン(Balibey Han)|職人と芸術が息づく3階建ての歴史空間

15世紀後半に建設された、3階建ての隊商宿。現在は市によって修復され、伝統工芸品のショップや工房、カフェが入る観光複合施設として再生されています。建物内を歩くだけでも当時の雰囲気が感じられ、アート好きにもおすすめです。

  • 所在地:Atatürk通り沿い(中心地)
  • 営業時間:店舗により異なるが、10:00〜19:00前後が目安
  • 補足:すぐ近くに丘の上のトプハーネ公園へ上るエスカレーターあり!
地元ケディー

丘の上にあるブルサ城やトプハーネに徒歩で行く場合は、このバリベイハンの正面左手にあるエスカレーターを利用すると便利です。

トプハーネ公園(Tophane)|街を見下ろす絶景&歴史スポット

かつての砦跡で、現在はブルサ市街を一望できる展望公園。敷地内には時計台やチャイハーネ(カフェ)、オスマン帝国初代スルタンの霊廟もあり、散策にぴったり。夜のライトアップも幻想的です。

  • 所在地:バリベイ・ハン近くの丘の上
  • 見学自由(早朝〜深夜まで開放)
  • エスカレーター利用で徒歩でもアクセス可能!
目次

ブルサ観光のモデルコース案内

半日コース(約3〜4時間)

  • 9:00:ウル・モスク(Ulu Camii)
  • 10:00:緑のモスク(Yeşil Camii)
  • 10:30:緑の霊廟(Yeşil Türbe)
  • 11:00:コザ・ハン(Koza Han)で休憩
  • 12:00:バザール(Çarşı)散策

補足情報

  • 短時間で主要な歴史的建造物を巡るコースです。
  • コザ・ハンでの休憩時に、トルコチャイを楽しむのもおすすめです。

1日コース(約6〜7時間)

  • 9:00:ウル・モスク(Ulu Camii)
  • 10:00:緑のモスク(Yeşil Camii)
  • 10:30:緑の霊廟(Yeşil Türbe)
  • 11:00:ブルサ市博物館(Bursa Kent Müzesi)
  • 12:00:コザ・ハン(Koza Han)でランチ
  • 13:30:バザール(Çarşı)散策
  • 14:30:イルガンディ橋(Irgandı Köprüsü)
  • 15:00:バリベイ・ハン(Balibey Han)
  • 16:00:トプハーネ公園(Tophane)で夕景鑑賞

補足情報

  • ウル・モスクはブルサ最大のモスクで、20のドームが特徴です。
  • 緑のモスクと緑の霊廟は、オスマン初期の建築様式を代表する建物です。
  • コザ・ハンはシルク市場として有名で、カフェも併設されています。

2日コース

1日目:上記1日コース

2日目

  • 9:00:ジュマルクズク村(Cumalıkızık)訪問
  • 12:00:チェキルゲ地区(Çekirge)で温泉体験
  • 15:00:ウルダー山(Uludağ)ロープウェイ乗車
  • 17:00:ウルダー山頂で自然散策
  • 18:30:市内に戻り、ディナ

補足情報

  • ジュマルクズク村は、オスマン時代の街並みが残る世界遺産の村です。
  • チェキルゲ地区は、ブルサの温泉街として知られています。
  • ウルダー山は、冬はスキー、夏はハイキングが楽しめるスポットです。
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