トルコ屈指の人気観光地・パムッカレは、白く輝く石灰棚が有名ですが、実はその上に広がるヒエラポリス遺跡も見逃せません。このページでは、石灰棚・遺跡エリアの見どころを中心に紹介します。

一般的に丘の上の広大な遺跡群(クレオパトラ・アンティークプールを含む)をヒエラポリス遺跡、丘の下に続く石灰棚をパムッカレ(丘の下にあるのはパムッカレ村)と言います。
パムッカレ(Hierapolis site) の歩き方と見どころ


入口は3カ所、観光スタイルに応じて選ぼう






パムッカレ(ヒエラポリス)には「北門」と「南門」、「タウンゲート」の3つの入口があります。どちらを利用するかで、歩く距離や観光ルートが大きく変わります。
- 北門:丘の上・ヒエラポリス遺跡側
大型駐車場があり、ツアー客の利用が中心。ヒエラポリスの上部からアクセス。石灰棚まで距離があり(約2km30分)、北門から遺跡の中心地のクレオパトラプールまで有料ミニバスも運行(約40TL)。周辺には売店等がほぼない。 - 南門:丘の中腹
大型駐車場があり、ツアー客や自家用車での訪問客が多く利用。お土産店やカフェもあり、ヒエラポリス遺跡と石灰棚の中間あたりに位置するので駆け足観光に便利。 - タウンゲート:丘の下・パムッカレ石灰棚側
石灰棚に近く、パムッカレ村から徒歩で行く人に便利。入口からすぐに石灰棚を上っていく。レストランやお土産屋からも近い。









全部をじっくり楽しみたい→北門IN、タウンゲートOUT
効率よく短時間で見学したい→南門
石灰棚を中心に楽しみたい→タウンゲート



ヒエラポリス遺跡と石灰棚をじっくり楽しむなら、数時間かかります。歩きやすい靴と、リュックにタオルや飲料水、サングラスに帽子、日焼け止めや軽い軽食を入れて持っていくと安心です。
クレオパトラプールに入らなくても水量があるときは石灰棚に浸かることもできるので、希望する人は下に水着を着ておきましょう!
石灰棚(Pamukkale Travertenleri)






真っ白な棚田状の地形に湧き出す温泉水が流れ込む石灰棚は、パムッカレ観光のハイライト。季節や時間帯で水の量が異なり、幻想的な風景に出会えることも。
※現在は水量を調整しているため、常に水が流れているわけではありません。朝や夕方に訪れると、観光客も少なくおすすめです。






- 裸足でのみ入場可。サンダルや靴は禁止。
- 足場が滑りやすく、石の突起が痛い場所もあるので注意。
- 靴用の袋や足を拭くタオルを持っていくと便利。
- 晴れの日はサングラス必須。






ヒエラポリス遺跡(Hierapolis)






石灰棚の上には、古代ローマ時代の都市「ヒエラポリス」の遺跡群が広がります。保存状態の良い円形劇場や、博物館、古代浴場跡など見どころも豊富。
- ヒエラポリス古代劇場:丘の上にあり、体力は使いますが見応え抜群。
- 博物館:彫刻や遺物が展示されており、遺跡をより深く理解できます。



ヒエラポリス(Hierapolis Site)は、パムッカレ石灰棚やクレオパトラ温泉(入湯は別料金)、ヒエラポリス遺跡を含めた名称で、北口又は南口での入場料でまとまっています。






クレオパトラ温泉(Cleopatra Pools)-別名アンティークプール












遺跡エリア内にある温泉プール。古代ローマの列柱が沈む天然温泉に入浴できます。
- 入浴料:340TL(2024年時点)
- 水温は約36℃。冬場は少しぬるめに感じるかもしれません。






クレオパトラ温泉併設のカフェでは、プールサイドでドリンクや軽食が楽しめます。泳いだ後のひと休みにぴったり。



遺跡プールに入る気満々で行きましたが、見学者の多い中での遺跡プールに入るのに躊躇して断念。。結構混雑するので、早めの時間に行くのがよさそうです。
次の記事では、パムッカレでのホテル滞在を充実させるためのおすすめ宿泊地を旅のスタイル別にご紹介します。